SiteGuard WP Plugin について。
- 不正ログインを防ぎたい
- 管理ページへの不正アクセスを防ぎたい
上記のような方にとって役に立つ、WordPress のセキュリティ対策系プラグインです。
私も複数サイトで実際に導入しているので、使い方を解説します。
- WordPress歴、10年以上
- 基本情報技術者資格所有者(ソフト開発の国家資格)
- パソコン販売歴、約5年
目次
SiteGuard WP Plugin をインストールする前に
SiteGuard WP Plugin は非常に優秀なプラグインですが、相性が悪いテーマもあります。
有料テーマの場合、公式サイトで公開されていたりするので、参考にすると良いです。
ちなみに SWELL だと、不具合の原因になるかも?なプラグインとして紹介されています。
SiteGuard WP Plugin の使い方
SiteGuard WP Plugin の使い方です。
- SiteGuard WP Plugin のインストール
- 設定項目について
SiteGuard WP Plugin のインストール
まずは、WordPress の管理画面からプラグインをインストールします。
プラグイン → 新規追加
SiteGuard WP Plugin で検索し、インストールが完了したら、有効化します。
注意点
設定項目について
SiteGuard WP Plugin は、インストールして、有効化するだけでも最低限のセキュリティ対策にはなります。
しかし、もっと詳しく設定していきたいという方は、以下の設定項目を見直しましょう。
設定項目 | 内容 |
---|---|
管理ページアクセス制御 | ログインしていない接続元から管理ディレクトリを守る |
ログインページ変更 | ログインページ名を変更する |
画像認証 | ログインページ、コメント投稿に画像認証を追加する |
ログイン詳細エラーメッセージ無効化 | ログインエラー時の詳細なエラーメッセージに変えて、単一のメッセージを返す |
ログインロック | ログイン失敗を繰り返す接続元を一定期間ロックする |
ログインアラート | ログインがあったことを、メールで通知する |
フェールワンス | 正しい入力を行っても、ログインを一回失敗にする |
XMLRPC防御 | XMLRPCの悪用を防ぐ |
ユーザー名漏えい防御 | ユーザー名の漏えいを防ぐ(Edit Author Slug を導入している方は必要ありません) |
更新通知 | WordPress、プラグイン、テーマの更新が必要になった場合に、管理者にメールで通知する |
WAFチューニングサポート | WAF の除外ルールを作成する |
個人的に設定した項目は、以下の通り。
- ログインページ変更 の ログインページへリダイレクトしない にチェックを入れる
- ログインアラート を OFF にする
- 更新通知 を OFF にする
SiteGuard → ダッシュボード
まずは、ログインページ変更 の設定。
以下の画面を参考に、ログインページへリダイレクトしない にチェックを入れます。
WordPress は、以下のように入力しても、ログイン画面にリダイレクト(転送)されるようになっています。
https://独自ドメイン/wp-admin
リダイレクトしないようにすることで、ログイン画面に簡単にアクセスできないようにします。
ログインアラート の設定は、OFF で問題ないかと思います(メールで確認したい人以外)。
更新通知 も OFF にしています。
ログインできないときに確認したいこと
SiteGuard WP Plugin は、WordPress にインストールするだけで、簡単にセキュリティを向上させることができます。
しかし、簡単であるということが裏目に出て、自分が設定したことを忘れてしまうパターンもよく見かけます。
- ログインページの URL が変わっている
- フェールワンス機能を有効にしている
SiteGuard WP Plugin は、有効化するとログインページの URL が変わります。
ブラウザにブックマークするのを忘れると、管理画面の URL が変わっているのでアクセスできません。
FTPソフトを使って、.htaccess という設定ファイルを確認すれば、管理画面の URL を確認することができます。
フェールワンス機能を有効にしている場合、ログイン情報が合っていたとしても、1回目はエラーになります。
この機能は、ブルートフォース攻撃のような、総当たりでログインを試みる攻撃に対しても有効です。
設定したことを忘れてしまうと、ログインできないと錯覚してしまうわけです。
最後に
今回は、SiteGuard WP Plugin の使い方について、解説しました。
簡単にセキュリティ対策ができるプラグインですが、設定したことを忘れないように。
他のプラグインも同様ですが、どのような効果があって、本当に必要かどうかは必ず見極めるようにしましょう。